低硬度シリコーンゴムで柔らかい伸びと密着特性の成形品を製造します

低硬度シリコーンゴム

柔らかい低硬度シリコーンゴムで製品やシートを毎日成形製造しています!
低硬度シリコーンゴムは自己密着性・衝撃吸収性・抜群な伸びなどで通常のシリコーンゴムを上回る特性を発揮します。低硬度シリコーンゴムを毎日成形製造してわかったことやお役立ち情報を紹介します。

低硬度シリコーンゴムとは?

当社では・・・

  • 1° ~20° →   低硬度
  • 30°~70° →  一般硬度
  • 80°~90° →   高硬度      このように分類してます。

低硬度シリコーンゴムの使用実績

2019年 1.5トン
2018年 1.2トン
2017年 1.9トン
2016年 1.6トン

ほぼ毎日成形しています。新たな材料特性の発見や製造技術を日々積み上げてます。

低硬度シリコーンゴムの特徴

  • 非常に柔らかく、柔軟性に富んでいる
  • 表面のタック感が強く、自己密着性・吸着性が強い
  • ゴムの伸び率が非常に高い
  • 衝撃吸収性(防振性能)に優れている

当社取り扱いの低硬度シリコーンゴムラインナップ

硬度5°

国内シリコーンゴムメーカーで販売されているミラブルシリコーンゴムから金型を用いてプレス成形します。耳たぶのような柔らかさで ゴムクッション滑り止めシートとして使用されています。柔らか過ぎるため 成形が非常にむずかしく 成形する形状を選びます。ブロック状やボリュームがある形状が苦手な材料になります。原材料は白に近い半透明なので着色は可能ですが、透明感を必要とする商品にはご対応できません。ソリッド色への調色は可能です。成形には金型が必ず必要になります

低硬度シリコーンゴム5°

硬度10°

人肌と似た硬さのため人の耳、指、肌等を表現したディスプレイ用のシリコーンゴム成形品にも多用されます。成形性は5°に比べてよくはなりますがやはり難しい部類になります。成形形状を選びます。硬度20°材とブレンドすることで、硬度15°狙いの中間の硬さを製作することが可能です。5°と同じような原材料ですので着色は可能ですが、ソリッド色がおすすめです。成形には金型が必ず必要になります。

低硬度シリコーンゴム10°肌見本

硬度20°

低硬度で機構部品にも採用されるケースは硬度20°からになります。衝撃吸収特性がほしい電動工具の防水・防塵パッキンや安全性・柔軟性に優れた特性からチョコレート型やケーキ型に使用されます。成形性も一般硬度に近い取り扱いになるので成形可能形状であれば問題ない材料になります。着色は可能で、硬度10°材よりも半透明に近くなるので着色性は自由度が増し、透明感のある商品が可能です。成形には金型が必ず必要になります。

シリコーンゴムトレー20°

 

低硬度シリコーンゴム物性表

10° 20° 30°(比較)
硬度 6°(±3°) 10°(±3°) 22°(±4°) 30°(±5°)
比重 1.05 1.04 1.08 1.11
引張強度(MPa) 3.0 3.5 5.7 7.7
切断時伸び(%) 1000 1500 1030 720
引裂強度N/mm(アングル型) 6 6 17 16
圧縮永久歪%(180℃X2) 43.00 49.00 41.00

※本データは代表値であり、規格値・保証値ではありません。

低硬度シリコーンゴムシートの販売

【楽天市場】で低硬度シリコーンゴムシートを販売

楽天市場では少量対応を目的として 厳選した主要シリコーンゴムシートを通販ならではの低価格で販売しております。

  • SDS・物性表・RoHs2・食法適合などの管理資料は提供してません。
  • カスタムシートと同等材料を使用しますが、リピート時は材料メーカーが変わる場合がございます。
  • ロットによる色目のばらつきが生じる場合がございます。
  • 50枚以上のご注文の際は価格の見直しいたしますのでお問い合わせください。

硬度 ゴムシート
サイズ
最小厚mm
(公差)
最大厚mm
(公差)
厚み刻
(mm)
表面 色調
300X300 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.5 鏡面加工 半透明・黒色
10° 300X300 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.5 鏡面加工 半透明・黒色
20° 300X300 0.5
(±0.1)
6.0
(±0.3)
0.5 通常みがき 半透明・黒色

 楽天市場で低硬度シリコーンゴムを販売してます 

【カスタム対応】低硬度シリコーンゴムシートのオーダー販売

製造・品質トレーサビリティを整え、ビジネスシーンに適合した管理を目的としております。一般グレードの硬度別カスタムシリコーンゴムシート一覧からお選びください。

  • SDS・物性表・RoHs2・食法適合などの管理資料は提供可能です
  • 初回発注で顧客マスタが作成されますのでリピート時は前回とまったく同じ仕様でご提供します。
  • 特別色とは、指定色での調色対応となります。別途調色代が発生します。
  • 食品衛生法適合は基本原材料色の半透明(ナチュラル)のみとなります。
  • 5°10°20°の食品衛生法適合は未検証です。ご了承ください。
  • 楽天市場価格より30%~程度の割り増し価格になりますのでご了承ください。

硬度 ゴムシート
サイズ
最小厚mm
(公差)
最大厚mm
(公差)
厚み刻み
(mm)
表面 色調
300X300 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.1 ブラスト調 半透明

黒色

※調色可能
(有償)

450X450 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.5 鏡面加工
10° 300X300 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.1 ブラスト調
450X450 1.0
(±0.1)
3.0
(±0.15)
0.5 鏡面加工
20° 300X300 0.5
(±0.1)
10.0
(±0.5)
0.1 ブラスト調
280X380 0.5
(±0.1)
10.0
(±0.5)
0.5 通常みがき
280X380 0.5
(±0.1)
10.0
(±0.5)
0.5 ブラスト調
280X380 0.5
(±0.1)
10.0
(±0.5)
0.5 鏡面加工
450X450 0.5
(±0.1)
10.0
(±0.5)
0.5 ブラスト調
500X500 0.5
(±0.1)
3.0
(±0.2)
0.5 ブラスト調
カスタム仕様のオーダーメイドについては ご希望のサイズとロットをご確認のうえ メール・電話・FAXにて直接お問い合わせください。

5°10°シートは3mm厚までしか対応してません

ゴム自身が非常に柔らかいことから 成形時に圧力をかけても ゴム自身がクッションになり内部に残存するエアーたまりを外部に放出できず 内部にとどまってしまいます。厚みが3mmを越えると顕著に表れる現象です。

エアーたまりをコントロールできないことから当社では3mm厚までのシート成形をラインナップとさせていただいてます。

低硬度シリコーンゴム気泡
内部気泡1
低硬度シリコーンゴム気泡
内部気泡2

低硬度になる仕組みや発生するオイルブリード現象

成形用シリコーンゴムには オイルブリードグレードが存在します。(オイルを含有したシリコーンゴム)
オイルがにじみ出てくるグレードですが 低硬度シリコーンゴムにもこれに似た現象がおきる場合がございます。

シリコーンゴムの硬度を下げる(柔らかくする)にはシリコーンオイルを多く含有させ、硬度を上げるにはオイルの含有を少なく配合させています。低硬度シリコーンゴムは通常よりもオイルを多量に配合するため 成形後の商品に圧力、圧縮をかけ続けるとブリードが発生してしまうと考えられてます。

組成の問題でもあり 制御するのはむずかしい現象です

低硬度シリコーンゴムのオイルブリード

低硬度シリコーンゴムは接着加工には不向きです

例えば 低硬度シリコーンゴムを使用して 切ったり貼ったりして試作をしようとお考えになることがあると思います。低硬度シリコーンゴムはオイル分を多く含有しておりますので接着が非常にむずかしい素材になります。

おき物のように触らないようなものでしたら接着が剥がれることはないと思いますが 可動させるような部分では不向きです。簡単に剥がれてしまいます。オイル分が原因と考えられます。

金型内で異素材の金属やプラスチックとシリコーンゴムを接着させる一体成形においても接着しません

このように低硬度シリコーンゴムでの接着のご依頼は品質を保証できないためお受けしてません。但し、接着の度合いはお客様のご判断になりますので 自身でお試しになるのもよろしいかと思います。

両面テープは貼り合わせできるのか?

シリコーンゴム専用両面テープであれば貼り付けは可能です。

しかし、こちらも多量に配合されたオイル分がシリコーンゴムと両面テープの接着に影響を与えるため、通常硬度時の貼り合わせと比較すると接着強度は低下します。また、経時変化で低硬度シリコーンゴムと両面テープ間に染み出たオイル分によって剥がれてくる可能性がございます

ご理解のうえ採用のご判断をお客様自身でお願いします。

自己密着性(タック感)によるタック感の有効活用とタック感の解消方法

自己密着性(タック感)の有効活用

低硬度シリコーンゴムは自己密着性が非常に強く、硬度が低くなるほどその特性は顕著になります。

この自己密着性を利用して、貼って、剥がして、また貼りたいという商材に適しており、ゴム表面をアルコール等で脱脂することで複数回使用しても、自己密着力の低下は少ないという特徴があります。特性を活用した有効利用はアイデア次第です。お客様のアイデアのご相談をお待ちしております。

自己密着性(タック感)の解消方法

逆に低硬度シリコーンゴムの素材特性であるタック感を解消したいという場合があると思います。低硬度の柔らかさだけが必要でタック感が悪さをする場合がございます。

おすすめするのは 当社特殊技術である表面へのサラサラコーティングです。

ゴム表面がサラサラになり摺動特性を持つシリコーン系のコーティング。表面に一層設けることでタック感は解消され、取り回しの不便さがなくなり柔らかさだけを際立たせます。

また表面をブラスト面で成形することで ある程度タック感を抑えられる場合がございます。段階的に検討することが必要になります。

低硬度シリコーンゴムのデメリットまとめ

  • 低硬度にするためにオイルの含有が多くのちにオイルがブリードしてしまう傾向がある。
  • モジュラス(シリコーンゴム固体に歪みが生じた際に元の形状に戻ろうとする力)が弱い
  • 厚み・ボリュームのある成形品の場合、ヒケ等の現象による表面の打痕が発生する。また、金型のパーティングライン上でゴムが凹む・破裂するバックラインディングが発生しやすい傾向があり成形が非常にむずかしい
  • 切削加工時、刃物を当ててもゴムが逃げてしまい切削加工での対応ができない
  • 成形時に金型への密着も強く金型からの離型性が悪い。硬度の制限が必要になる。
  • 通常硬度(汎用グレード)のシリコーンゴム材と比較して材料価格が高い(2倍~10倍)
  • 特に5°10°品は原材料色が白濁しているので透明感が鈍いです。
    低硬度シリコーンゴム透明感比較
    左/50° 右/5°

低硬度シリコーンゴムのよくある質問Q&A

シリコーンゲルとは違うのですか?

素材や特性は非常に似ていますが、低硬度シリコーンゴムはシリコーンゲルではありません。シリコーンゲルは低硬度シリコーンゴムよりもさらに柔らかく、ゴム硬度では測定できないレベルの柔らかさを持った素材で、当社では取り扱いがございません。

防水・防塵パッキン等の機構部品への採用実績はありますか?

低硬度の特性を活かしたパッキンは硬度20°品を採用されるケースはありますが、それよりも低 硬度で製作したパッキンの事例は非常に少ないです。筐体にパッキンを装着して潰した際、パッキンの圧縮量に対する反発力(復元力)が通常硬度のシリコーンゴムよりも低いことから、時間の経過とともにリークしてしまう可能性があるため、パッキンとしての機能が不十分になってしまう恐れがあります。

通常硬度のシリコーンゴムと同じ耐熱性はありますか?

硬度や常態物性に違いはありますが、シリコーンゴムの代表的な特性である耐熱性・耐寒性・耐候性・耐水性・電気特性(絶縁性)に関して、低硬度シリコーンゴムも通常硬度のシリコーンゴムもほとんど同レベルの性能になります。

費用をかけずに試作をしたいのですが・・・

原材料の性質上 金型を用いたプレス成形が必要になります。シートのご提供はできますが立体的な製品ではどうしても金型が必要です。柔らかくて刃物が逃げて切削加工もできないことから金型の作成からの試作をお願いしてます。

サンプルは頂けますか?

申し訳ございません。ご提供してません。
楽天市場で格安にて販売してますのでお手数ですがお買い求めいただけると幸いです。

楽天市場で低硬度シリコーンゴムを販売しております

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