会社沿革

私ども共和工業株式会社は、1976年埼玉県川口市にて家電メーカー様向けに、ゴム・ゴムスポンジ・両面テープ等の抜き加工品を製造・販売する抜き加工メーカーとして創業いたしました。

その後、生産力の増強及び生産品目の拡大を目指し、栃木県佐野市に佐野工場を開設しゴム加硫プレスを導入いたしました。ゴム加硫プレスによって生み出される成型品は、抜き加工品と同様主に家電メーカー様向けの精密ゴム部品としての役割を担っていました。

さらに市場のニーズに対応するために、本社工場でシリコーンゴムへのスクリーン印刷を開始。これにより、接点ゴム（ゴムボタン）に関しては、ゴムへの着色～成型～印刷迄を自社工場内で完成品にする事が可能となっております。

以降、当社ではシリコーンゴムを中心とした各種ゴムの成型及びそれに付随するゴムの混練や印刷、接着、抜き加工工程を行っていますが、透明品や顧客指定色の着色品や医療・食品関連の製品が非常に多いという事が傾向となっています。

その為、成型品や各工程で異物やゴミの混入対策には、工場全体で注力しており、製造現場や設備の清掃・維持管理を徹底しておりまして、お客様に喜ばれる製品を作るため、日夜努力をしています。

また、各種ゴムシート・ゴムスポンジ・ＰＥＴフィルムを常備しており、図面・注文書受領後、即日発送可能な物もあります。市販ゴムシートに　ご希望の材質・厚み・硬度・色調が無い場合や、少ロットの時は社内で成形したゴムシートを使用しますので、お客様が希望される仕様でのカスタム製品をご提供できると自負しております。

特に佐野工場に至っては、2001年から佐野免鳥工場への移転により24時間稼動の実現、その後の2007年から佐野インター産業団地内に新工場を設立し拡大移転を実施することで、クリーンな好環境で実現したゴム成型現場から、高品質製品をお客様にご提供しております。

併せて、新規に大型真空成形機や小型の精密成型機を導入したことで、より精度の高い成型品（最薄0.15mmや±0.05mmの公差も成形可能な場合あり）や、今までご対応できなかった、最大Φ580mm程のやや大きめの成型品の生産も可能にし、顧客ニーズの多様化に追従できるよう日々精進している次第です。

このように、当社では社内に成型・加工・印刷の工程が存在する事により、成型品に後加工を施す場合、従来では成型メーカー～加工メーカー・成型メーカー～印刷メーカーと流れていた製品を、社内で一貫して完成品にすることで、より品質・納期・価格の全てにおいてメリットをもたらします。

外部認証でも、2000年には本社工場がISO9000シリーズの認証取得、佐野工場も2002年に認証取得、2009年には両工場でISO14001の取得、2022年には医療機器製造業の取得、国際規格に準拠した品質管理・環境管理を行うことで、より安心して当社の製品をお使いいただけるように全社一丸となってご対応させていただく所存です。