LIM射出成形機導入
射出成形(LIM : LIQUID INJECTION MOLDING)とは、一般的にA材、B材の2液からなる主剤と硬化剤を一定の比率で混合し高温に温めた金型に圧入(射出)して加熱硬化させる成形方法です。

LIMS射出成形機・ゴム射出成形機
LIMS射出成形機・ゴム射出成形機
(株)ソディックプラステック社製
40t 縦型射出成形機

当社では、ミラブル型シリコーンゴムを使用しコンプレッション成形することで、多品種に渡るゴム製品を製造しています。防水パッキンやシール部品もその中に含まれますが、最近では樹脂とシール部品との一体成形の要求が主流となって来ました。

樹脂とパッキンを成形工程で一体化出来るため、組み立て工数を減らすことが可能になります。ミラブル材を使用し樹脂やSUSとシリコーンを一体成形する製法を確立させておりますがミラブル材は液状シリコーンと比較して粘度が高いため樹脂の破損や変形を起こしやすいデメリットがありました。

低粘度の液状シリコーンを使うことで、変形し易いインサート部品の成形が可能になります。また、低粘度の原料の場合、製品の狭いすき間やアンダーカットされた部分にも金型を真空状態にすることで充填させることが出来ます。

射出成形での硬化時間(加硫時間)は一般ミラブル成形の時間と比較して約1/10にすることが可能なため、成形サイクルを大幅に短縮させることが出来ます。

ミラブル材では、原料のコンパウンドをロール練りしなければなりません。原料内に異物が混入してしまう点は、最善の注意を必要としています。その点、液状原料は、ペイル缶などで供給されるため、そのまま成形機のポンプに設置すれば使用でき、異物混入の心配が減り、ロール練り作業、材料裁断作業の準備工程もいらなくなります。

コンプレッション成形では不可能なノーバリ成形が、射出成形では可能です。仕上げ工程を成形工程で吸収することができます。

デメリットな部分はコンプレッション用金型と比較して金型コストが高価であることが上げられます。また、機械を長期停止する時は、A材 B材の混合部洗浄が必要になり、装置を分解洗浄しなければなりません。





  <LIMS成形機構造イメージ>

「信越化学工業様カタログより引用」

2010年1月更新