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ゴムの特性として、弾性を有することが一番の特徴と言うことが出来ると 思いますが、低温の環境下にさらされる事により、その弾性は、次第に硬く 変化する傾向にあります。 つまり、ゴムの耐寒性と言う場合、その弾性が硬化することによりゴムの一番 の特性と言える、弾性が失われてしまう事が、物性変化の代表的なものですが 大きく3つに分類して考えることが出来ます。 1.ゴムの硬化による、硬度の変化 2.ガラス転移点(Tg)での、脆化(ぜい化) 3.ゴムの結晶化による硬化 ゴムはガラス転移点(Tg)以下では、ガラス状に変化しゴムとしての特性を失う事 になります。シリコーン(Q)やブタジエンゴム(BR)等はこのガラス点移転が低く、 耐寒性に優れていると言えます。 ゴムの分子が低温領域でどれだけ自由に動けるかによって、耐寒性の値が決まっ てきます。 分子構造の凝集力が強く、極性が大きいゴムほど、ゴム分子の運動性 が悪く、柔軟性が損なわれ、耐寒性の低いゴムと言えます。 また、上記だけでは計れないものもあり、分子に分岐があると、分子が動き難く 柔軟性が劣ります。ブチルゴム(IIR)等がそうであり、SP値のわりに、Tgが高く、 ブタジエンゴム(BR)は反対に、分子に分岐をもたない為、SP値のわりにTgが 低くなっています。 上記同様、例外的に結晶性のある、クロロプレンゴム(CR)、や天然ゴム(NR)は 低温領域でTgが低いわりに、分子の柔軟性がありません。 ■一般的ゴムの耐寒温度■
状態と呼び、温度が上がると運動性が大きくなる。その境界点を指す。 *SP値・・・ゴムの膨潤性を推測する時に用いる。ゴムの極性を表す溶解度のパラメーター ※一般的な数値のため弊社が取り扱わない商品もあります。 耐寒、耐熱性に関しては、他種類のゴムの追従を許さない、シリコーンゴム。 コスト的なデメリットにより、以前は他の素材で製造されているパーツも見直し をかけて見るのも、良いのではないでしょうか? 昨今の石油価格の高騰による、合成ゴムの値上げも留まる事を知らない状況 の中、シリコーンの価格は以前のシリコーン=高値というイメージがまだ根強い ですが、合成ゴムとの価格差は、肩を並べつつあり、この特性を生かした素材の 選択の見直しをかけるいい機会ではないでしょうか。 2007年12月更新 |
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