プレスに旗を立てて作業者へ注意勧告し未然に事故を防ぐ


現場で起きる様々な事故を未然に防ぐ

佐野工場の成形課では、下記の3種の旗を該当プレス機に掲げ担当する成形作業者へ品質や事故に対する意識を喚起させることと、現場パトロールの際に、監視項目を明確化し、品質向上、事故の防止を目的とした活動を展開しています。

一般的に品質を左右する4M(人、設備、材料、条件)の中でも、”人”という部分が、ゴムの成形作業では他の製造業よりも大きく影響します。

事故が発生し原因を探ると、根本には、決められたルールを疎かにしたり、省略したり、”人”への精神的な指導や教育が、行き届かず結果的に大きな事故つながっているということがあります。

指導教育は、日々実施はしていますが、つきっ切りでという訳にもいかず、作業者の気をつけようという意識が時間と共に、薄れてしまうのが現実です。

精神論にはなりますが、作業者へ常に適度な緊張感を持たせ、集中力も持続させて、作業が行えるように、旗をプレス機に掲げてみることにしました。


赤旗
事故を未然に防ぐ 品質注意!
過去の実績により、標準よりも歩留まりが低いアイテムなど、品質に対して特に気を使わなくてはならないアイテムに対し赤旗で注意を促す。
 
黄色のゼブラ
事故を未然に防ぐ 事故注意!
複雑な金型構造であったり、作業時の機械動作がデリケートなアイテムで、人身事故はもとより、金型の事故や設備事故当が発生しないように、事前に注意を作業者に促す。
 
白旗
事故を未然に防ぐ 初品注意!
初回、立ち上げ品や、量産開始から日が浅い等注意項目や予想される異常・事故が特定しにくい場合、白旗で注意を喚起し、予想される異常や事故を生産しながら、見極める必要があるアイテムに立てます。


これら3つの旗を掲げることにより、作業の気持ちを引き締めることは勿論、現場
パトロールを行う上でも、効果があることを期待しています。

現場パトロールでは、チェック項目が明確になり、注意ポイントを作業者に質問
する事により、忘れかけていたポイント事項を、再度思い起こさせるといった
効果もあります。


事故を未然に防ぐ



◆現場の声◆
オペレーター コメント
製造1課 主任 亀山
旗が掲げてられていると、緊張しますね。
プレスの前を通る人が、これは何に注意すんのーって
聞いてきます。注目されているっていうのと、失敗でき
ないっていう気持ちで成形してしています。
 
製造1課 野本
ずーっと赤旗が掲げられていたのが、品質が安定した
ということで、旗が外されるのがすごく気持ちがいいです。
自分が作っているものが、良い物を作っているという
評価をいただいたという感じです。
製造技術課 主任 飯塚(パトロールする側)
どれを集中的に品質チェックすれば、いいのか曖昧な
部分がありましたが、旗が掲げられていると、集中して
確認や作業者への指導ができるので、非常に助かって
います。
製造技術課 主任 近藤
金型事故が旗を掲げてから、発生していないんですよ。
まぁほとんど発生する事ではないのですが、より一層
みんなが安全や事故に対する意識が向上したんだと
思います。


■結論■
この活動を始め、事故は精神的な部分で『気をつけなければ』という意識を
いかに持続させることが重要であることがわかりました。

意識を持続させることは、大事故を未然に防ぎ、安全・品質の両面を
向上させる重要な要素であると考えています。


2007年12月更新


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