作業現場の空気の流れを変えて「ホコリ・異物」対策


移転前の旧佐野工場での、成形現場室温は、真夏のピーク時で40℃を超える日もあり、成形作業者の作業効率低下は勿論のこと作業者へ与える体力消耗も大きく、スポットクーラーの導入や屋根への散水、空調服の導入など、あらゆる対策をとりましたが満足のいく結果を出す事が出来ていませんでした。

新工場の設立にあたり、『暑さ対策』は現場環境の改善の重要項目の一つとして考えていました。

机上計算だけでは、算出が難しい室内の冷却設備の容量計算と、その具体的設備の購入計画を専門家の意見等も取り入れながら、下記の空調設備を導入する事を決めました。

   20馬力  床置きタイプ/2台
    5馬力  天吊りタイプ/5台


2007年、今年は例年にない猛暑に

 
新工場への移転をすませ、空調システムの効果に半信半疑のまま、夏季を向かえましたが、予想以上に効果を発揮して快適な夏をやり過ごすことが出来ました。

外気温が35℃を超えるような真夏日にあっても、室温は30℃以下を維持することができ、さらに空調設備も未だ余力を残した状態でしたので一安心。

ゴム成形工場では、30℃近辺の温度は、快適な温度帯です。その他の工夫では天井には南側から北側に向けて勾配をつけ、暖かい空気が北側より排出し易くなるように工夫もしました。



南から北へ傾斜をつけた天井 天吊りエアコン 床置きエアコン


ホコリ・異物対策も重要課題

空調関連では、暑さ以外にも不良発生の最大要因である『ホコリ・異物の浮遊、付着』に関して、各部屋の換気ダンパーの回転数を、電機的に調整して、空気の流れを管理しています。


   <換気回転数データ>
     成型室 4回転/h
     印刷室 23回転〜28回転(MAX)/h
     材料室 2回転/h


クリーン度が一番必要な印刷室は、常に室内の空気の流れをコントロールしています。上記図の様に空気の陰圧関係を計算し、2次加硫室に、空気が流れていく設計になっています。

外気と直接接している窓や扉は締め切りとし、その他、出入り口は2重〜4重の扉を設けて、外気をシャットアウトすることで、外気が直接、工場内に入ることが出来ないようにしています。


<ホコリ溜まり対策>

天井から床にかけての空間のホコリが
溜まる要因になる骨組みやステイ等は
必要最小限にとどめた設計にしました。


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