伝達を瞬時に行うために現場にトランシーバーを導入

役職者達が集まって、週2回開催している定例会議でこんな議題が上がりました。

「事件は現場で起きている!」

「もっと現場を中心とした活動を考え直さないとダメだ!」

しかし、各部署のスタッフ達も頭では理解しているけれど、実際に現場を中心にした仕事の仕組みを構築するには、自分の作業に支障がでてしまわないか?と慎重な姿勢を崩せないというのが本音だろうか?

現状、成形現場のスタッフとコミュニケーションをはかる「仕組み」は非常に貧相で
とても現場を中心にした活動といえるものは存在しない。

なぜ?コミュニケーションを上手くとれないのだろうか?

まずは、仕組み。

仕組みが存在しないせいで、個々がそのような行動を単独で起こしても、周りが
なかなか受け入れてくれない。受け入れ態勢が整っていないせいで、個々の活動
もその内、自然に消滅してしまう。モチベーションも下がるばかり!

もう一つの理由は、成形作業をしている作業者との会話は、なかなか上手くとれない
実状もある。成形作業をしていると、話せるタイミングが必要になり、伝えたい側の
「待ち時間」も馬鹿にならない。

要は、そのような環境の中では段々と伝える行為が苦になってしまうがゆえに、
億劫になってしまう。


<仕組みを実行するためのツールを考える>

現場に無駄なく情報を伝える事が出来ないか?たどりついた案が「トランシーバー」の導入。効果の確認もせず成形者全員に、いきなり1台ずつ持ってもらうのもリスクが高いので少数台で活用出来る仕組みを考える。

そこででてきた案が、「現場の班長制度」。今までは、現場への連絡手段といえば、直接成形者へ伝えに行くか?生産管理ライン担当者や、製造技術課に御願いして伝えてもらう方法が常でした。

これでは情報の伝達が間接的になってしまい、情報が漏れてしまったり真意が上手く伝わらなかったりと、良いことはけしてなかったのです。班長制度を活用して、班長さんにトランシーバーを持ってもらえば、現場へ直接且つ瞬時に情報を流すことができる。

ちょっとした連絡も後回しにせず、伝える事も出来る。
※このちょっとした連絡がくせ者で、後回しにしたおかげで大事故に発展なんて事も少なくないのです。

只今、計9台のトランシーバーで試験運転中です。

伝えたい事をその場ですぐに伝える事が可能になった事は、無駄取りとして大変大きな効果を生んだと思います。

また、間接的な効果として、情報を共有することができるため「協力し合う」という現象も現れはじめました。班長制度の導入で今までにはなかった「責任感」も生まれてきています。会話を交わすことで、新しいコミュニケーション形も出来つつあります。

無駄取りからはじめた仕組みで思わぬ効果が出てきているように感じるのは私だけであろうか。。。

今後は、トランシーバーの活用方法を更にステップUPさせねば!


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