だれが見ても分かりやすい検査基準書へ書式を変更する

検査の方法について、手順・基準の統一をどのようにすれば良いかと試行錯誤を重ねて来ました。特に目視検査等、官能検査を行う場合については、検査員毎にバラツキが発生してしまい、Aさんは良品と判断したのに、Bさんは不良と判断した・・・・などと、基準の統一はなかなかうまくいかなかったことを思い出します。

そこで、当社の検査基準(手順)の統一化をどのようにしてきたか。以前運用していた、検査に関わる標準書類の内容が文字の羅列したものであると、検査現場レベルでは「わかりにくい」「どう解釈すればよいか」という声が挙がっていました。

その問題点を解消させるには、目でVISUAL的に標準書を見ることができれば、標準書類の内容を皆が画一的に理解できるのではないかと考えました。そこで、当時発売されたばかりのデジタルカメラを購入し、不良や検査ポイントを写真に撮って標準書に貼り付けるという手法を推進していきました。

するとどうでしょう、検査基準はもちろんのこと、手順、ポイントも非常に明確に分かりやすくなったではありませんか。今では、検査標準書に関しては極力写真で説明することで、検査員によるバラツキや検査ポイントの見落とし、間違え等、格段に減少したことは言うまでもありません。


旧検査基準書 新検査基準書.1 新検査基準書.2
旧検査基準書 新検査基準書 新検査基準書


<1枚の検査基準書が発行されるまで>

まず、新規立ち上げ製品の多くは、顧客の要求の有無に関わらず品質保証部内で社内検定を行います。その社内検定に合格したものについて、検査基準書が作成されるのです。作成に至っては、個人の主観によって検査手順等の内容を左右してしまうことから、作成者、検査員、仕上げ者の3者による合議制としました。やはり、製品を検査する眼は客観的でなければならないということと、検査ポイントの設定に漏れを生じさせてはならないからです。

また、作成後の確認や承認においても、責任を持った立場の者が目を皿のようにして内容を確認し、書類の承認を行っていることから、この検査基準書の内容には自信を持って運用を行っていると同時に、会社の財産としても非常に大事な書類という位置づけを持っています。





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