共和工業『コネタ集』
   最近、環境調査が増えていません?

最近、新規部品・既存部品に関わらず、やたらと環境調査依頼が
義務づけられてきている。調べるのも結構大変なのだが時代の流れで
致し方ないと考えなくてはなりませんね・・・

そこで今回は、環境調査に登場する難しい単語と意味を調べてみました。




昨今の環境規制は、年々厳しく取り仕切られ、これを無視して
製造業を営むことは、もはや不可能といえる時代となっている
ことは、周知の事と思います。

ここでは弊社も間接的ながら、これら環境規制に接している
事柄に触れてみたいと思います。

特定有害物質の使用制限指令の紹介

まずは、これら規制指令が発令された背景ですが、2001年10月に
ヨーロッパ向けゲーム機のケーブルからオランダの規定値を越えた
カドミウムが検出され出荷停止、またメーカーに対するイメージダウン
に伴う損失額、約12億ドルとも・・。
部品メーカーからの調査回答を鵜呑みにした結果と言われています。

またコード類からカリフォルニア州法プロポジション65の規定値を
超えた鉛を検出。電機会社101社、米国における鉛使用 和解金
総額275万ドル。

●RoHS指令
Restriction on Hazardous Substances
電機電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関するEU指令。
2006年7月以降施工される予定の、EU域内で取り扱う、電機電子機器
について特定の6物質の使用を禁止する指令。6物質とは、鉛、水銀
カドミウム、6価クロム、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)、ポリ臭素化
ジフェニルエーテル(PBDE) を指す。

●WEEE指令
Waste Electrical and Electronic Equipment
廃電機電子機器EU指令 2005年8月13日 WEEE リサイクル義務発生
環境配慮設計・・・Eco-Desigh
WEEE指令第4条の要求
*廃電機電子機器、構成部品、材料に除去及び再生
*再利用とリサイクルを容易にする設計、ならびに生産の奨励
WEEE規則案・・・規則に規制条項は無くガイダンスノートによる指導のみ

●EVL
End-of Life Vehicles (廃自動車指令)
2003年7月1日以降、市場にでた車の材料及び部品がANNEX Uに挙げられ
鉛、水銀、カドミウム、6価クロムを含まないことを加盟国は保障するものとする。



これらの指令に対し、お客様から要求される弊社製品の製造に関わる、材料
複資材、印刷工程時の各種インク等の物質構成の調査は、お客様の御協力も
頂き、約9割は終了しており、ICP分析結果、MSDSの提示は可能となっています!

また最近ではRoHS指定の6物質に対し、快削黄銅棒(BsBM)にPb,Cdの含有量
が規制値を超える可能性がある為、代替材の変更要求も発生。真鍮素材への
調査が必要となっています。その他に、亜鉛メッキ、ポリ塩化ビニール、フタル酸
エステル類(環境ホルモン)等の調査依頼もあります。

弊社も、今後ISO14001 の取得も念頭におき、地球環境保全に積極的に取り組み
快適な地球環境の実現を図りたいと願っています。


用語説明
《MSDS》
Material Safety Data Sheet
科学物質の名称、有害性、取り扱い上の注意などについて記載した書式。
業者間の取引の際に化学物質の有害性や安全性に関する情報を受けとり
側に提供し、科学物質の管理促進を図るもの。

《IMDS》
International Masterial Data System
自動車の製造に使用された全材料がデータとして管理される仕組み。自動車
製造メーカー及びそのサプライヤーはこのシステムを使用することにより
国際的な標準、法律、規則により課せられた義務を果たすことが可能となります。

《ICP分析》
ICPとは誘導・結合・プラズマ(Inductively Coupld Plasma)の略で高周波誘導
によってアルゴンガスを高温のプラズマ状態にし、このプラズマ状態にし、この
プラズマの中心に資料溶液を送り込み、発光させる発光分析法です。この方法
は、高感度で測定レンジがひろく微量元素から主成分元素まで測定が可能。




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