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| ISOが何かも分からないとことからのスタートでした。 ISO認証取得までの紆余曲折を担当者の苦労話と共に回想してみました。 |
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1999年もうすぐ年末に差し掛かかろうかという、ある冬の日の朝だった。その日は朝早くから定例の会議を行っていて、連日発生していた不具合についての報告を行っていた。 品質管理担当の自分としては、不具合の発生は非常に頭が痛いことで、原因・対策について、上司から報告した内容に対するするどい突っ込みがこれでもかと容赦なく、自分に降りかかっていた。 突っ込みの嵐が止み、会議もこれで終了かなぁっと思った瞬間、社長の総評の場で目を丸くするようなことを言われた。 「ISOを取るぞ!」 これまで、ISOの品質マネジメントシステムは大企業による大企業のためのものと思い込んでいた。「うちみたいな30〜40人の会社に取れるのかよ」と思わず声が出そうになったが、寸での所でその言葉を飲み込んだ。まわりの様子を伺っても皆平然とした表情であったことが印象深い。 うわさに聞くISO。あの膨大な書類を誰が作るんだろう。この時までは正直人事の世界で話を聞いていた。 「やっぱり、ISOは品質管理の規格だから品管が作るべきだろ」誰かが言った。「おいおい、そんな暇ないよ。それにISOの知識なんて何もないのにどうすりゃいいんだ」否定的な叫びが自分の心の中で何度もこだましていた。 が、「じゃぁ頼む」社長の一声で心の中の叫びが一瞬にしてどこか遠くへ消え去って行き、「はい!がんばります」ありきたりな返事ではあったが、思わず元気に答えてしまった。 その日からISO9000を取得するための苦しくも楽しい?日々が始まったのであった。 |
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とはいえ、この時点では何も予備知識もない上に本を買い込んで勉強しよういう気力もでずに、通常業務の忙しさにかまけてただ時間だけが過ぎていってしまっていた。 年も明け、正月ボケもようやく治まっていた1月中旬、主力取引である大手銀行系のコンサルタントの I氏 が突然現れた。 そう、当社ではISO取得プロジェクトとして外部からコンサルタントを招聘 したのであった。 まず、最初にとりかかったことは最終的に膨大な量となった「品質マニュアル」及び「ISO要求事項毎の各種規定類」等の書類の作成であった。 コンサルタントから、どこかの製造会社にあてはめて作成したのであろう書類の雛型を受け取り、2週間に1回、要求事項毎の説明・講義を受けた後に自社の仕事のシステムに併せてその雛型の規定を書き直すという手法であった。 およそ、1回の講義で2つの規定について講義を受け、2週間後までにその規定についての書類をまとめ上げる作業を半年、延々と続けていった。 |
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ここで、困難であったことはその雛型を自社のシステムに変換する作業であるが、どうしても自分一人の頭であると、実際のシステムとは異なった内容を書いてしまったりしていた。 あるいはシステムには合致しているが、ISOの要求事項を満たしていなかったりで、星の数ほど(ちょっと言い過ぎ?)書いては修正、書いては修正の作業を繰り返し、繰り返しの毎日であった。 ここからは、自分とコンサルタント及び上司との戦いで、両方のOKがでて初めてISOの要求事項と社内システムいずれも合致した完璧な規定が完成するという図式で、その戦いに勝利した時には、マニュアル、規定類の書類は一流大企業並の、数百枚に及ぶ膨大な書類の量となってしまった。 しかし、我々にはISOの知識が乏しかったせいか、ISOを取得するには、これぐらいの量の書類は必要なのだと思いこんでしまっていた。 後々の話で、審査員の方からは、書類を手にした瞬間に目を丸くされ、うちの規模でこんなに膨大な量の書類は必要ないよと半ばあきれ顔で話されていたのが印象深い。 |
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日々このような作業を通常業務終了後、夜な夜な一人孤独にやっていた。だいたい、18:00から20:00までの間であっただろうか、周りの人から見れば何でそこまでして・・・と思うかも知れないが、自分自身はなぜか楽しく仕事をしていた。 正直言ってしまえば、家に帰るよりも会社でISO書類の作成をやっていた方が、良かったぐらいだったのだ。(笑) >>>続き |
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