当社では、金型洗浄にドライアイスブラスト装置を使用しています。この装置は従来の洗浄方法での金型取り付け・取り外しが不要でプレスにセットしたまま洗浄できます。段取り替えが不要ですから安全面への効果やアクリル系の洗浄液を使いませんので環境面にも効果があります。金型洗浄時のムダ取りをコスト削減に結びつけています。
   ▼金型洗浄の問題点とコストダウン
2段プレスで成形
アイスブラスト洗浄
簡易治具作成
シリコーンゴムにプライマー
ノンストッフで゚材料カット
空調服
空調服 第2段!
屋根に散水
静電気対策
ゴム真空プレス機
天井を低くして異物対策
穴バリ仕上げ治具
作業動線を見直す
現場改善1/異物対策
現場改善2/オイル漏れ
現場改善3/プレスマニュアル
現場改善4/業務マニュアル
現場改善5/ゴム板マニュアル
現場改善6/トランシーバー
現場改善7/現場環境
現場改善8/事故防止
現場改善9/ヘルメット着用
現場改善10/金型置場
現場改善11/硬度識別
品証改善1/検査基準書
品証改善2/スペースもコスト
品証改善3/立ち仕事へ
 
 
 
 
お問い合せ
埼玉県川口市安行北谷523-3
共和工業株式会社
webmaster@kyowakg.com
TEL 048-295-3663
FAX 048-295-3666

ゴム成形品のコスト構成において見落としがちなのが金型洗浄における段取り時間が挙げられると思います。

ゴム成形においてこの金型洗浄工程はどうしても避けられません。ゴム配合が起因する金型の汚染やアク溜まりは、成形を重ねる度に蓄積され製品の出来映えに大きな影響をもたらします。

そこで定期的に金型洗浄を施すのですが多い場合で1日に数回実施するものもあるほどです。少ないものでも数日に1回は実施しないとなりません。

しかし、金型洗浄時間はコスト構成に含まれることはなく当社では如何にして金型洗浄の段取り時間を短くするかが大きな課題でした。

また、段取り時間を短くすることによりコストダウンに繋がることをイメージして方法論の見直しにも取り組みました。


金型保管
▼アルカリ洗浄液での金型洗浄のデメリット

●基本的には金型をプレスから降ろして専用洗い場までの移動が必要な為、大型な金型や分解が必要な金型は安全性を重視しますと洗浄する作業者が2名以上必要な場合がある。

●洗浄時の排水は環境問題に絡み、通常の排水口には流せない為、汚水処理の問題が残る。

●金型はアルカリ洗浄後に水洗浄してすすぐため、ほぼ完全に冷めてしまい 稼働復帰させるのに時間を要する。また、復帰後の金型セットの条件を最初からやり直さなければならなくなる事も起きる。

●洗浄頻度にもよるが金型(メッキ)への負担も大きく、洗浄直後に錆の発生を促進させてしまう傾向ある。

●洗浄溶剤が劇薬のため、吸引の防止、直接的に肌への付着防止等取り扱いの手間と人体への悪影響も踏まえる必要がある。

●ブラッシング等困難な複雑な構造の部位への洗浄が不可能であり、入り組んだ金型の場合は微先端の洗浄器具等を用いて手作業による二次洗浄を行う場合があり、多くの時間と労力が必要となる。



このように問題点は、安全面・環境面・作業時間・金型消耗など多くあります。しかし、当社では他の方法がなかったため一般的なこの問題があるアルカリ洗浄により金型洗浄をしていました。

そこで当社では、金型を取り外さず、安全で、環境にやさしい方法はないのか取り組み調査したところ、ドライアイスで金型をブラスト洗浄する装置があることを探し出したのでした。

ドライアイスブラスト装置とは、ドライアイスの粒子(ペレット)を圧縮空気で噴射させてその衝撃力で金型の汚れを除去します。

また、ショットしたドライアイスはガス化してなくなってしまいますので回収・あと処理は不要で環境面や安全面でも心配はありません。

それにアルカリ洗浄やサンドブラストやプラスチックを使うブラスト装置とは違い、金型表面の摩耗や溶剤による腐食も防ぐことができたのです。

何より前処理・後処理が不要になりますので金型はライン上で洗浄が可能になり取り付け・取り外し・再条件出しなどの時間が短縮でき大きな効果があります。


ドライアイスブラスト装置
<ドライアイスブラスト装置>

粉砕した粒子状のドライアイスをエアーの力で対象物に打ち付け、その時の力と氷点下であるドライアイスと熱している金型との温度差により金型面の汚れ等を粉砕し洗浄する手法の為、とにかく手軽に短時間に安全に金型を洗浄でき、環境にもやさしいクリーン洗浄機です。
▼ドライアイスブラスト装置での金型洗浄

◆ドライアイスブラスト洗浄のメリット◆

基本的にアルカリ洗浄でデメリットとなっている事は全てメリットとして転じています。

●金型は基本的にプレスにセットしたままで洗浄が可能であり、洗浄終了後即、余熱→生産と時間のロスが少ない。短時間でのクリーン洗浄→作業立ち上がりを実現しています。

●使用するものはドライアイスなのでアルカリ洗浄では起きてしまう金型から発生する汚液等の飛散もなく金型そのもの以外の周辺も汚してしまったりすることは皆無な為、非常にクリーンである。

●実証済みですが、このドライアイスのブラスト作業による金型の繊細部の破損や表面状態が変化するようなことは実例なし。

●アルカリ洗浄では落とす事の難しい、入りくんだ場所の異物付着等もアイスブラストで粉砕除去出来る。


◆ドライアイスブラスト洗浄のデメリット◆

●材料のドライアイスと本体コストがかなり割高である。保存もあまり効かず計画的に使用するよう心がけなければならない。

●使用時の騒音がかなり大きい。

●大型のエアーコンプレッサーが必要である。



ドライアイスブラスト装置
     <洗浄風景>

当社ではアイスブラストを導入以来、段取り時間でアルカリ洗浄の1/3時間に抑えることができ、金型へのダメージが抑えられていることを考えますとトータル的に大きなコストダウンを実現できているのです。
 
<コストダウン実例>
 2段プレス/アルバム型成形で生産性を向上させてコストダウン
 金型洗浄にドライアイスブラスト装置を使い、環境にもやさしいく段取り換えの無駄を低減させコストダウン
 簡易金型・簡易治具を作成して、工期短縮・イニシャル費の削減を図りコストダウン
 シリコーンゴムにプライマーを施し、接着・両面テープの貼合せに汎用商品を用いてコストダウン
 成形材料をロール状で巻き取り、ノンストップで裁断します。時間短縮とムダ取りでコストダウン
 『空調服』で作業環境改善。作業者のモチベーションupと生産性向上でコストダウン
 『空調服』で作業環境改善。作業者のモチベーションupと生産性向上でコストダウン 第2段!
 暑さ対策で屋根に散水して現場を涼しく。作業者のモチベーションupと生産性向上でコストダウン
 シリコーンゴムに発生する静電気を静電気除去装置を使用して歩留まり向上に繋げたコストダウン
 ゴム真空プレス機を18台配置し、エアー不良を低減させてコストダウン
 異物が混入する不良を低減する対策として、天井を低くしてみました!
 穴バリ仕上げ治具・外周仕上げ治具を作成して工数削減、コスト削減を実現します
 エレベーター導入による現場間動線と作業環境の改善を試みる
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